ハマの海づくり 6


芦ノ湖湖底清掃

 台風15号が接近している9月21日(日曜日)第4回芦ノ湖湖底清掃を主催しダイバー50名による清掃を行いました。冷たい雨が降る中 1時間の清掃での清掃量は約2トン。空き缶ビン・タイヤ・釣り道具などが陸揚げされました。
 潜りはじめパッと見た限りでは ほとんどごみは見られませんでしたが、目が淡水に慣れはじめると砂に埋もれたこれらごみが見え始め拾いはじめると 底から沸いて出てくるのです。
 1時間の清掃が終了し ダイバーが浮上し 陸に集められたそのごみを見た瞬間、そのごみの多さに一瞬 驚きを隠せない様子でした。それだけごみが多かった。という印象です。
 海をつくる会が何故 芦ノ湖?と思われるかも知れませんが、会の活動は大きく言えば 水環境改善活動です。そこで海だけを対
象に活動していても 川から汚水やごみが流れてきては海は浄化しない。綺麗にならない。と考えはじめ、川の清掃やもっと上流の清掃に参加しようとした際、芦ノ湖湖底清掃の提案があり主催するようになりました。
 芦ノ湖の水は早川へ流れ込み そして小田原へ流れていきます。このように海の活動だから 海だけを見ているのではなく 地域全体の活動を捉え 全体で動くことにより より良い環境つくりを目指すことができるのだと信じ この芦ノ湖湖底清掃は継続されております。ダイビングは主に海水で練習されており 淡水は 海水からくらべ、浮力が少なく 沈みがちになり 海水だけのダイビング経験者からすると難しくなります。また 潜水病対策も異なり 高地地域での潜水対象となり 海水とは異なった知識も必要となります。このような高度なテクニックを必要とする潜水も 海をつくる会では必要とされてきております。それは 参加者やスタッフがどのような条件であったとしても安全でいられる・無事故で継続されていられる状況を保持していなければならない立場であるからです。安全管理第一の清掃活動他にありますか? 
   

海をつくる会 事務局長  坂本昭夫