ハマの海づくり 10

冬の海も旬

 十月十九日 第二十三回山下公園海底清掃を終了しこれで年間の大きなイベントは、終了しました。夏も終わりダイバー集団であります海をつくる会としては、ほっと一時を過ごしたいのですが、海はこれから新たなシ―ズンを迎えようとしてます。そう アマモ・ワカメ・コンブのシーズンです。
 アマモ植栽活動は、十一月一日・二日・三日の三日間 金沢八景 野島や海の公園 また 十六日には金沢区白帆 ベイサイドマリーナにて 生分解性シートに種を糊付けし、ヤシマットに挟んで海底に敷設する方法とコロダイルシリカ(二酸化珪素)に海水を混ぜたゲル化溶液に種を練り混ぜて粘土状にし、海底に畝のように盛っていく方法の二種を行います。つまり海底にアマモの種を撒く。という作業をおこないます。この作業では市内の小中学生や住民がシートへの種まきや粘土を作り その後の海底へ沈める作業は 海会のダイバーが引き継ぎます。
 さらに 二十二日には みなとみらい(MM21)日本丸脇 ドッグヤードにて
第4期  夢ワカメワークショップを開催し 釜石から取り寄せたワカメの種糸を特別に設置したいかだに、植栽いたします。このワークショップでも 市内の小中学生が参加します。アマモもワカメも 作業者それぞれのネームタグが付けられマイアマモ・マイワカメが成長いたします。 これらアマモ・ワカメ事業は来春まで継続され 海会のダイバーは 十度以下の冷たい海水の中 作業を継続してまいります。十度以下の水温というのは どのような感覚かと申しますと海水に顔をつけた瞬間 頭をハンマーで殴られたような痛みを感じます。これが十度以下の水温体験です。そしてしばらくすると手が痺れてきます。こん
な状態でも海会のメンバ―は楽しそうに海へ入り綺麗な海を取り戻そうとし 作ろうとし 活動しております。海会にとって 冬の海も旬なんです。
 御一緒にマイアマモ・マイワカメを育てて見ませんか?

 

海つくる会

  事務局長 坂本昭夫