2008年8月16日
朝一時雨、後晴れ
大潮 10:53 干潮
引き網の生き物たち
ゴンズイ(稚魚・ほんとにもう佃煮が出来そう)・ニクハゼ・メバル・ウミタナゴ・ヨウジウオ・アカメフグ・黒鯛・カマスの稚魚・ギマの稚魚・アミメハギ
(五百円玉くらいの大きい奴!でもカワハギではない)アイゴの稚魚(アイゴは海草を食べてしまう南方系のお魚なので、彼らがやってくるのはヒトにとってあ
んまり歓迎すべきことではないのだけれど・・・)・スズキの稚魚・シラス風の稚魚たち・イシガニ・アメフラシ
(写真提供:ボーデンさん・菅家さん)
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
左下に横たわっているのが、今年初のメリベウミウシ君です | カマス・ウミナメクジの色違い・アミメハギ・巨大な藻エビ・アメフラシ メバル |
![]() |
![]() |
☆アシナガモエビ☆
工藤さん、今回沢山取れたのはアシナガモエビで正しいでしょうか?あの卵を持っていた巨大な赤いやつも?
アマモ場固有種
ウミナメクジ(アマモが枯れたり、褐色の藻(クシノハ?)がついていたりするのでウミナメクジは緑色ではなく茶色っぽいのが多い。これは保護色?食物によって色が変わるの?どっちでしょう?
ツノモエビは変わらない緑色です。今回は小さめ。
ギ マというのは聞きなれないお魚ですが、数年前から横浜港でも釣れるようになって来ました。以前は東海以南でポピュラーだったようです。銀色と黄色のフグと ウマヅラの雑種みたいなキンキラのお魚。煮付けにすると美味しいのです。稚魚は、アミメハギをモノクロにして、口と背びれと二本の胸鰭をひっぱって長くし たような面白い格好。どなたか写真お持ちですか?
その他
アケボノチョウチョウウオ・石鯛の稚魚(沢山!)・メジナ・ボラ・アナハゼ・カゴカキ・メゴチ・大きな黒鯛
メリベウミウシが戻ってきた(^^)
便所スッポンに春巻きをくっつけたような形態(fromへんないきものby早川いくお)・・・なんてヒドイことを言われているウミウシですが、そのお椀型の頭を餌になる生物にかぶせて捕まえるという、特技があります。去年は沢山いたので、戻ってきてくれて嬉しいのです。
背中を何かに齧られたハゼ(多分齧ったのはイカでしょう。齧られている最中に引き網に遭遇。イカはすばやく逃げ去り、辛くも一命を取り留めた幸運なハゼ君。ちょっぴりドラマですね)
カガミガイ
水中で拾った時には、ズズ黒かったのが、手にとって見せているその間に色白に・・・(@@)おぉー!!
貝なのに、見る見るうちに美白する業の持ち主です。うらやましい。
ホンビノスとカガミガイの区別がわかりません。三科さん教えてください。
ホンビノスの和名は、本美乃須 なのだそうです。ビノスは美の女神・ヴィーナスから。 貝の片側のちょうつがいの横に、ハートマー クっぽいの(はっきりハートの個体もあり)がついていて、ヴィーナスの名前の由来はその辺からかしらん?
で、カガミガイは、ヴィーナスがお化粧に使う鏡から?
☆ 今週の海ガキ☆
三人の高校生が、夏休みの課題でアマモ場の研究をするために、金曜日城ケ島の工藤さん訪問→土曜日朝から定点という強行スケジュールで来てくれました。アマモ場を選んでくれてありがとう!!
アマモ場の生き物たち、こころゆくまで見てもらえたかな?
高校生の視点で書かれたレポート、読ませてもらえると、私たちも勉強になるので、嬉しいです。
コレ見たら連絡くださいね。
☆ アマモ場定点の見学にいらっしゃる方へ☆
見学大歓迎です。特に、6・7・8・9月は、水温が高いので海に入って、直に定点観察作業の体験もしていただけます。
おいでの際は、水に濡れても大丈夫な格好で、帽子と軍手(有毒生物もいますので)・サンダルでなく古いスニーカーとかマリンシューズ(岩やガラスの破片なんかで足を切ったりします)で、お願いいたします。
一緒に海にはいって、野島の海の豊かさにびっくりしてください(^^)
☆ クラゲ対策☆
お盆を過ぎるとクラゲが多くなります。
クラゲに刺されたら、手で擦ったりしないこと。擦ってしまったら、その手で他の場所をさわらないこと!クラゲのトゲがあちこちに刺さって余計痛いですよ、と経験者は語ります。
まずは、海水で洗い流しましょう!!
ペットボトルの蓋に一つ穴を開けたのや、洗剤の空き容器なんかに海水を入れて、勢い良くチュー!と。
真水だと、クラゲのトゲが反応して余計毒を出します。必ず海水!
その後、お酢を塗って毒を中和します。効きますよぉ♪
カツオノエボシという青いクラゲ(横浜には滅多に来ませんが)だけには、お酢は効きませんのでご注意ください。
穴あきペット(通称クラゲジェット)とお酢は、海遊びの時に持っていくと自分だけではなく、他の人にも役に立ちます(^^)
☆海に落ちたら☆ From:CNAC安全講習
泳ぐ気がないのに、海に落ちちゃったら・・・・助け来るまで、がんばって浮いていましょう!!
叫んだり、ばたばたすると、沈んじゃうので・・・
仰向けになって、らっこ浮き!!
少し顔に水がかかるかもしれないけれど、我慢して浮いていましょう。服やスニーカーも、体が浮くのを助けてくれます。
周りの人は、すぐに、助けを呼んで!
浮きになるモノを、投げてください!
ペットボトルとか、コンビニ袋とか、蓋のしまったクーラーボックスとかバケツとか。
ペットボトルは500ミリのでもよいのです。
袋なんかは、こうやって空気を入れて・・・・
顎の下に抱えていれば、ほーら、とっても楽に浮いていられます。
お風呂でやり方を試してみるといいかも。
長いロープなんてあったら、もちろん、ペットボトルに結んで投げて引き寄せて(自分まで落ちないように)
釣竿持っている人がいたら、ペットボトルの中に仕掛けを入れて蓋を閉めて、チョイ投げの要領で投げて、ゆっくり引き寄せてもらってください。
助けが来るまで、大きい声で励ましてあげてください!
でも、一番いいのは、絶対海に落ちない事!!
特に、近くに台風なんかが居る時は!
海に行く時は、一人では行かないこと!!
そして、遊んでいる時も、一緒の人が大丈夫かどうか、目配りを忘れないこと!!
まだまだ、暑い日が続きます。どうぞ、みなさん、海で楽しく安全に遊んでください。