【金沢水の日!野島公園で定点調査&アサリ調査&海浜清掃】その2
日にち:2019/09/29(日)
場所:横浜市金沢区 野島公園
今日は毎年9月ごろに野島公園で行われる、「金沢水の日」です。
海をつくる会では、野島に住む生き物を水槽で展示しています。
毎年子供から大人まで大人気です!
ここで展示された生き物の一部をご紹介します!
まずは「アカテガニ」。
野島公園のそこら中で見かけます。陸上を横に歩きながら普段は物陰にひっそりと隠れています。
「イシダイ」。前回もご紹介しましたが、イシダイの子供です。
大きくなってくると、今ははっきりしているシマシマ模様がだんだん薄くなっていきます。
そして、石をも噛み砕く丈夫な歯を持つ成魚へと成長します!
当水槽のガキ大将「タイワンガザミ」。始終ハサミを前に突き出して威嚇してました。
ガザミといえばいい出汁が取れるとか、美味しいとしか食べることしか思い浮かびませんが(汗)
ガザミとカニの違いはご存知ですか??
ガザミは、後ろ足が平たくなっていて、これをオールのように漕ぐことで水中を泳ぐことができます。
一方でカニは、足全てが尖っていて、歩くことに特化しています。
足を見ればガザミの仲間かカニの仲間かがわかるんですね〜。
野島には「マダコ」も住んでます!
この子はまだ子供のようで体長が10cmくらいでした。
タコの体は周りの景色に合わせて様々な色に変化させることができます。
今回体色の変化は、水槽では見られませんでしたが、体が柔らかいのでずっとポンプの隙間でじっとしていました。
穴や貝の隙間に入る習性がある「ギンポ」。
水中に沈んだ空き缶や空き瓶の中にも隠れていることがあり、中で卵を産みます。
細長くて一瞬魚なの!?と思うでしょうが「ヨウジウオ」という立派な魚です。
よく海藻やシダに巻き付いていますが、水槽ではエアポンプの管に巻き付いていました!
野島海岸にはこれだけの生き物が住んでるんだ!!
見にきてくださった方々はみんな驚かれます。
海や海岸はみんなのものです。
実際にそこに住んでいる生き物を知ることで、環境や生態系は大切にしていかなければならないということをたくさんの人に知ってもらえたら幸いです。